信輔が伝授!カプセル剤のことなら〜カプセル剤のこころ〜

2016年11月27日

カプセル剤にはハードタイプとソフトタイプとがある

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薬の剤形には、錠剤、カプセル剤、散剤、液剤、点眼剤、軟膏剤、坐剤、注射剤など様々な種類があり、それぞれに違いがあります。錠剤やカプセルは、味の悪い薬や匂いの強い薬を飲みやすくするという利点がありますし、からだの中でゆっくりと溶けることで効果が長時間持続するように工夫されている錠剤、カプセル、顆粒剤なども多くあります。薬を速く効かせようとしてカプセルを割ったり、錠剤を噛み砕いたりすると速く溶けすぎたり、腸で溶かしたい薬が胃で溶けることにより期待する効果が現れません。

それだけではなく、胃や腸を刺激して副作用の原因になることもあるので注意しなくてはなりません。カプセルは、機能性素材を皮膜で覆う形を取っていますが、錠剤は機能性素材をそのまま固めてあります。固まりにくいものには賦形剤を適宜加える事によって生産効率をあげています。素材の色・味・香りをそのまま楽しむ事ができます。刺激が強い場合や戻り臭が気になる場合、乳酸菌など腸まで届かせたい素材を配合する場合などは、胃で溶けないような専用のコーティングをかける事ができます。

カプセルにもハードタイプと、ソフトタイプがあり違いがあります。ソフトタイプは、油・粉末・エキス等を混ぜ合わせた内容液をゼラチン皮膜で包み、成型加工した製品形態のものをいいます。長期保存が可能です。刺激が強いものをそのまま食べられる利便性、取扱いやすさから、医薬品はもとより幅広く利用されています。ハードタイプは内容物を特殊な加工することなく充填することが可能です。そのため成型過程でおこる成分の損失や劣化を心配することなく製品の製造を行うことができます。

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